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劇団milquetoast + vol.3「竜胆兄弟、ハネる」の思い出。前編。
category: 「竜胆兄弟、ハネる」稽古場日誌
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    劇団milquetoast+ vol.3
    「竜胆兄弟、ハネる」

    君の街は、何色ですか?
    僕の街も、何色ですか?
    ボク等は今日も、宇宙をハネる。
    ハネたら妬める、息色の葦。
    キミの孤独を、愛しています。




    …ブログではお久しぶりです。

    劇団milquetoast+主宰

    長野恵美です。


    かなりかなり今さらで申し訳ありません!!


    劇団milquetoast+ vol.3
    「竜胆兄弟、ハネる」


    無事に終了致しました。
    たくさんのご来場&ご声援、
    誠にありがとうございました!!





    色々ありましてブログが全く書けなくなり、
    私からの御礼ブログがこんなにも遅くなってしまいました事、深くお詫び申し上げますm(__)m

    ようやっと少しずつ長い文章を紡げるようになってまいりましたので、
    2013年が終わる前に
    「竜胆兄弟、ハネる」
    を、
    ここに
    終わらせたいと、思います。


    →→→→→


    【「竜胆兄弟、ハネる」あらすじ】

    とある現代日本のとある街に、とても寂しい男が住んでおりました。
    樋口志郎・34歳。彼の余命は、残り1年。しかし彼は平気の平左。なぜなら、彼は己の人生に、人間に、心底疲れきっていたからです。
    そんなどうしようもない彼の前に『悪役』と『妖精』と『弟』が現れます。
    彼は恐れおののき、嫉妬し、
    そして、決意しました。
    「そうだ。俺には、遣り残した事がある。そういう事にしなければ。しなければ・・・・・・」



    …このあらすじを一番最初に思い付いたのは、
    今から約15ヶ月前のこと。
    「死んだように生きる『諦め人間』に、本物の【死】を突きつけたら、その人は一体、どうなってしまうのだろう?その人を愛する人達は一体、どうなってしまうのだろう?そして、そんな人間にとっての【ハッピーエンド】って、一体全体、何なのだろうか…?」

    もっともっと生きたいのに死んでしまう人の物語はたくさんあれど、
    もういつ死んでも良いと思いながら生きている人が、自殺や事故や自然災害以外の要因で死んでしまう物語は、あまり観たことがないよなあ。

    って、
    思いまして。

    その原因を考えまくってみた結果。
    私は、
    ある一つの結論にたどり着きました。


    この世界は、

    自分の命を軽く見る人間に対して、
    怠惰に生きる人間に対して、
    物凄く物凄く
    厳しいのです。

    怠惰は醜い。
    醜いは怠惰。
    だから隠そう。見たくない。

    けれども、
    私は思うのです。

    そういう「諦め人間」ほど、
    心の中に、
    熱い炎をひめているはずなんだって。

    愛の炎。
    憎悪の炎。
    嫉妬の炎。
    生命の炎。

    それはもう熱すぎて熱すぎて、けれども、
    どうしようもなく、
    冷たすぎて。

    だからそれが恥ずかしくって情けなくって、
    必死に毎日を生きている人達に、必死に毎日を生きたかったのに生きられなかった人達に、
    申し訳なくって具合が悪くて息が詰まって生きが詰まって世知辛くってカッコ悪くて気持ち悪くってそしてやっぱり、恥ずかしくって。
    どうにかこうにか「隠してしまえ!自分でさえも、気付かない場所に!!」って、自作自演しているうちに、
    本当に自分でも分からない場所に、
    その炎は隠されてしまって…。

    そんな可哀想な人間が、

    否応なしに、
    自分の生命と、
    自分の炎と、

    向き合わざるおえなくなってしまったら…。


    きっとその人は、

    悔しがる。

    嫉妬する。

    諦め続けてきた在るかもしれなかった幸せな自分の人生に嫉妬する。

    そして、


    その炎はきっと、


    滑稽だけど、
    悲しいけれど、
    孤独だけど、
    もう「終わり」しか照らさないのだけれども、
    でも!!

    きっとその炎は、

    誰よりも誰よりも、
    明るく輝く。

    みんなの「未来」と「終わり」を、
    きっといつまでもいつまでも照らしてくれる。
    良くも悪くも照らしてくれる。

    そう思った。


    この「竜胆兄弟、ハネる」は、

    人生の終わりに向かって自分なりに燃え尽きようとする樋口志郎と、

    そんな樋口志郎を見つけ、そして、愛してくれた人間達の、
    未来と過去の物語でした。


    あえて樋口志郎が死に逝く過程(余命宣告を受けてから実際に亡くなるまで)を全カットしたのは、
    残された人達と、全力で輝く樋口志郎という人間にのみ、焦点を置きたかったからです。
    寂しい男・樋口志郎の物語なのに全力で輝くまでの紆余曲折を書いてしまったら、孤独な男・樋口志郎の人生らしくないなと思ったので(^q^)


    どんなに死んだように生きてみても、
    生命の炎は隠せても、
    生きていることは、隠せない。
    生きているは死んでいるよりも強いから。
    だから、
    生きているうちに、最期くらい、欲望の炎を燃やしたかった見て欲しかった気づいて欲しかった自分の本当の気持ち。欲望。祈り。

    何かを、
    いや、
    『自分自身』を、
    信じたかった。
    最期くらい。


    助けてあげられなかった弟に、
    甘えられなかった親友達に、
    最大の親不孝をしてしまった父親に、
    些細なすれ違いで傷付けてしまった愛する彼女に、


    全力の愛情を。


    最期の最期まで手伝ってくれた友人達に、


    全力の信頼を。


    自分と同じように不器用な人生を送る彼等に、


    全力の声援を。


    生きている人間は死んでいる人間よりも強いけど、
    死にかけている人間は、その中の誰よりも誰よりも強いと思うのです。
    だって、終わりが見えているのだから。


    そんな「前向きネガティブな奇跡」を、

    皆様にお魅せできれば最高だなって、
    思いまして。


    そんな思い+その他もろもろを重ね合わせて、

    「竜胆兄弟、ハネる」

    は、
    このような形で、
    終わる事が出来ました。


    …なんかめちゃくちゃ長くなったから、後半に続きます(笑)


    長野恵美
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